| 栓の木ばっちゃんの部屋は 安田さんちの中でも特別な部屋でした。
「ウホ〜〜〜ッ、よい部屋じゃのー」
「そうだよ ばっちゃん、ここは安田さんちの ご先祖が見守る特別な部屋。そして大事なお客様が来たときには
ばっちゃんの出番だよ。それにご新築だから、この家と共に歴史も刻むんだよ。」
「どうりで畳もよい臭いがするし、家も庭も立派じゃ。こんな良い所ですごせるなんて嬉しいかぎりじゃの〜。それに旦那さんもハンサムじゃし、奥さんも美人ときたもんだ。こんな幸せでよいんかの〜〜?」
「いいんだよ幸せで。だから ばっちゃんも安田さんに沢山の幸せを与えてやんなきゃいけないよ。ばっちゃんは250年も生きていたんだから特別な”陽の気”を持っているんだ、人間には見えないけどね。だから又250年かけてそれを振りまいてあげればいいんだよ。」
栓の木ばっちゃんはもう何も言いませんでした。でも僕には見えました’ニコニコ にこにこ’している
ばっちゃんが。
ばっちゃんが’ニコニコ にこにこ’してるから 安田さんも’ニコニコ にこにこ’ 僕も’ニコニコ にこにこ’
そして皆’ニコニコ にこにこ’。そこにはもう”陽の気”を振り撒いている
ばっちゃんがいました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・04/10/13 終わり
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